1976
今回はちょっと違った方向から。
ふと大好きなDavid T. Walker 参加の名盤『Who is this Bitch, Anyway?』
を聞きながら、そういえばラリー・カールトンのプレイも凄いし、彼のスタジオワークで最高のものは・・・と探していたら、これに当たりました。
これ、凄いです。その後が『Aja』ですが、その前夜で、カールトンのギターが全面的にフィーチャーされていますが、やはりペンタトニック中心の予定調和に終わるわけもなく、どこに連れて行かれるかわからない展開が続きます。
とにかく、なんと濃密なんだ!とこれまであまり聞き込んでこなかったことが意外なくらいの密度。
そして、1976年なんですね。
1976年といえば、同じLAでこんな奇跡的なセッションが繰り広げられていたのでした。
そして、同時進行していたこちら。
ベースは3作ともチャック・レイニー。言葉を失う世界ですね。
この後、微妙に音楽制作の形が変わっていきますが、人間が作るアンサンブルという意味での頂点はこの1年にあると私は思います。
1976年といえば、こちらでも狂ったような出来事が展開していました。
そういえば、アリ戦のプロデューサーの康芳夫さんを有楽町の中華料理屋で見かけたことがありました。当時、康さんが仕掛けたネス湖探検などもありましたね。映画の世界の宣伝もスタンドアローンではなく、時代とぴったり寄り添っていたんだ、と戦後の興行師の歩みを調べながら痛感させられました。
さあ、自分はどうする!?
とりあえず、ラリー・カールトンを聴きます。